金沢から車で2時間に位置する珠洲市。奥能登国際芸術祭2017が9月3日より10月22日まで開催。アーティストやチケット・パスポート・観賞券購入方法、アクセス、楽しみ方などをまとめてみた。瀬戸内国際芸術祭、札幌国際芸術祭だけでなく、この時期しか楽しめない奥能登国際芸術祭や日々行われる能登のキリコ祭りなどを楽しんでみては?
奥能登国際芸術祭開幕

出典:公式チラシPDF
能登半島の先端に位置する石川県珠洲市で、「最涯の芸術祭」をテーマにした奥能登国際芸術祭が3日、開幕した。使われなくなった駅舎や映画館などで作品を展示し、期間中に3万人の集客を目指す。10月22日まで。(引用:西日本新聞)
11の国と地域から39組のアーティストが参加している今回の芸術祭がいよいよ2017年9月3日より開催された。
今はなき、のと鉄道能登線の終着駅にも作品が置かれたり、塩田でおなじみの「揚げ浜式製塩法」で使用されていた船を使った作品、珠洲海道五十三次といったバス停近くにセルフビルドでたてられた作品、青い舟小屋という、船小屋の中をアートとして見せるなど様々な作品が珠洲市内でちりばめられている。
なんで芸術祭が奥能登の珠洲で?
能登半島の先端に位置する石川県珠洲市。古くから海と陸の交流が盛んに行われ、特異な文化が育まれた珠洲は、地理的に孤立していることから、日本文化の源流ともいうべき昔ながらの暮らしや風習がいまでも残る町。“忘れられた日本”がそこにあります。連日のように「キリコ祭り」が行われ、奥能登が一年で最も活気づく秋に開催される「奥能登国際芸術祭2017」は、伝統文化と最先端の美術が響き合うアートの祭典。国内外から参加するアーティストと奥能登珠洲に眠るポテンシャルを掘り起こし、日本の“最涯”から“最先端”の文化を創造する試みです。(引用:ほっと石川旅ねっと)
芸術祭によって地域を盛り上げようという取り組みが全国的にも行われているようで、今回は珠洲でも開催されることになりました。
そして、珠洲の魅力は、「日本文化の源流ともいうべき昔ながらの暮らしや風習がいまでも残る町」だそうで、これを活かしつつ、祭りなども盛んなこの時期に芸術祭も開催することになったそうです。
楽しみ方
【必須】パスポート、チケットを購入

出典:公式チラシPDF
※ネットで購入の場合は引き換え所の奥能登国際芸術祭実行委員会事務局/公式インフォメーションセンター(ラポルトすず内)(GoogleMap)まで行かないといけません。
その他、直接販売などに関しては、公式サイト(購入方法)をご覧ください。
作品鑑賞パスポート利用で作品会場をまわる
奥能登国際芸術祭2017のすべての作品を見ることができる。作品展示場所に入る際にパスポートにスタンプが押される。
優待サービス活用する
パスポートを持っていると珠洲の各所でいろいろな優待サービスが受けられる。お土産や、ガソリン、食事など様々。
公式ガイドブックと楽しむ
ガイド付き、奧能登国際芸術祭2017鑑賞バスでまわる
「すずバス」はアート作品を巡る地元ガイド付き作品案内バスです。奧能登国際芸術祭2017の鑑賞がスムーズに行えます。全4コース(道の駅すずなり発着・途中乗降不可)乗車2日前の正午までにご予約ください。目指せ鑑賞コンプリート!引用・出典:NPO法人すずなり(珠洲市観光協会)
乗車2日前の正午までの予約で乗車可能なバス。
全4コースだと3500円、1コースだと1500円で毎日先着50名までが参加できる。
午前2コースと、午後2コースに分かれているので2日間でコンプリートも可能だ。
道の駅すずなりで受付が行われおり、レンタサイクルもやっている。
全てコンプリートで素敵なプレゼントもある(詳細は公式HPにて)
全てコンプリートで特典もゲットしたいですね。
参加アーティスト一覧
浅葉克己 KATSUMI ASABA
アデル・アブデスメッド ADEL ABDESSEMED
麻生祥子 SHOKO ASO
アローラ&カルサディージャ Allora & Calzadilla
EAT&ART TARO
石川直樹 NAOKI ISHIKAWA
井上唯 YUI INOUE
岩崎貴宏 TAKAHIRO IWASAKI
ONGOING COLLECTIVE
鬼太鼓座 ONDEKOZA
角文平 BUNPEI KADO
金沢美術工芸大学アートプロジェクトチーム[スズプロ] KANAZAWA COLLEGE OF ART “ART PROJECT TEAM [SUZU-PRO]”
エコ・ヌグロホ EKO NUGUROHO
河口龍夫 TATSUO KAWAGUCHI
キジマ真紀 MAKI KIJIMA
ギム・ ホンソック GIM HONGSOK
鴻池朋子 TOMOKO KONOIKE
小山真徳 MASAYOSHI KOYAMA
アレクサンドル・コンスタンチーノフ ALEKSANDER KONSTANTINOV
坂巻正美 MASAMI SAKAMAKI
さわひらき HIRAKI SAWA
ウー・ジーツォン+チェン・シューチャン Wu Chi-Tsung + Chen Shu-Chiang
塩田千春 CHIHARU SHIOTA
竹川大介 DAISUKE TAKEKAWA
田中信行 NOBUYUKI TANAKA
トビアス・レーベルガー TOBIAS REHBERGER
中瀬康志 KOJI NAKASE
南条嘉毅 YOSHITAKA NANJO
Noto Aburi Project
バスラマ・コレクティブ Basurama-collective
ひびのこづえ KODUE HIBINO
深澤孝史 TAKAFUMI FUKASAWA
眞壁陸二 RIKUJI MAKABE
村尾かずこ KAZUKO MURAO
よしだぎょうこ+KINOURA MEETING
吉野央子 OHJI YOSHINO
ラックス・メディア・コレクティブ Raqs Media Collective
リュウ・ジャンファ JIANHUA LIU
力五山 RIKIGOSAN
(引用:Amazon.co.jp)
11の国と地域から39組のアーティストと、まさに国際色・個性豊かな作品に出会えますよ。
金沢から車で2時間
意外と遠いからこそ、日本古来の文化が残る珠洲。
そこには、のんびりとした時間が流れているかもしれません。
金沢からでも早朝出発すれば十分回れますよ。
レンタカーについては、上記の記事でもご紹介しています。
開催日
2017年9月3日から2017年10月22日
開催場所
珠洲市全域
料金
作品鑑賞パスポート
一般2,500円(2,000円)
高校生1,000円(800円)
小中学生500円(300円)
( )は前売券価格
購入方法
全国のオンラインショップ、JTB、イープラス、チケットぴあ、CNプレイガイド、ローソンチケット、コンビニ(サークルKサンクス、セブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップローソン)
※当日引き換え所にてパスポートに引き換えが必要になります。
珠洲市の奥能登国際芸術祭実行委員会事務局、珠洲商工会議所、珠洲市役所(企画財政課)、道の駅すずなり、珠洲市多目的ホール ラポルトすず、Gallery舟あそび、寄り道パーキング 若山の庄、珠洲ビーチホテル、泊まれるお寺乗光寺
石川県内の金沢21世紀美術館、野々市市情報交流館カメリア、野々市市文化会館フォルテ、のと里山空港(能登空港)、石川県輪島漆芸美術館、道の駅 とぎ海街道、はくい市観光協会、鳥居醤油店、one one otta、オヨヨ書林 せせらぎ通り店、THE SHARE HOTELS HATCHi金沢、みんなの保健室わじま、谷川醸造株式会社、シナジースペース、串かつ ずーさん、歩らり、有限会社E.N.N./金沢R不動産、よしが浦温泉 ランプの宿、聖域の岬自然環境保護センター、金沢アートグミ、コラボン、KiKU&sayuu、御料理 雅乃、旬菜焼はざま
富山県内のとやま方舟 富山駅店
公式サイト
お問い合わせ
奥能登国際芸術祭実行委員会事務局
(珠洲市奥能登国際芸術祭開催準備室内)
TEL 0768-82-7720
FAX 0768-82-7727
MAIL info@oku-noto.jp
おわりに
全作品をコンプリートとなると結構大変かもしれません。
時間に限りのある人は、公式サイトで、どの作品が見たいか吟味てからコースを決めて回ることをお勧めします。公式ガイドブックがあれば、よりどの作品がみたいか絞ることができるかもしれません。
約50日間続く奥能登国際芸術祭。飯田町燈籠山祭りのサイトでは「珠洲市のお祭りマップ&カレンダー」として、珠洲の祭りもまとめられていました。
ほぼ毎日のように行われる能登のきりこまつりは日本遺産認定にもなっています。
芸術作品を見るのと同時に、祭りの盛んなこの時期、珠洲の祭りも一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?

金沢育ち、金沢在住の30代。金沢の情報やイベントをはじめ、雑記ではありますが気になることなどを書いていきます。
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